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市民参加でイベントづくり
編集・発行:社会福祉法人大阪ボランティア協会
執筆:竹村 安子,名賀 亨,土井 圭子 他
発行年:2002年
行政やNPO,福祉施設、社会教育施設などが主催するイベントの運営に、市民がボランティアとして生き生きと参加し活躍するにはどうすればいいか? 市民が自分たちの手でイベントを開催する時のポイントは? 市民参加で魅力あるイベントを作るための本、ついに完成!


【編集】
社会福祉法人大阪ボランティア協会 『市民参加でイベントづくり』編集委員会
須田 剛司   (大阪府生活文化部府民活動推進課ボランティア・NPOグループ 主査)
竹村 安子   (大阪市社会福祉協議会大阪市ボランティア情報センター 主幹)
土井 圭子   (北河内ボランティアセンター)
早瀬  昇   (大阪ボランティア協会 理事・事務局長)
名賀  亨   (大阪ボランティア協会 事務局次長)
南 多恵子   (大阪ボランティア協会 ボランティアコーディネーター)
飯田真友美   (大阪ボランティア協会 出版部)

【執筆】
名賀  亨(なが・とおる)……第1、2、3章
 大阪ボランティア協会で青少年や企業対象の教育分野での事業推進等に携わり、現在、同協会事務局次長、日本ボランティア学習協会常任理事、キリスト教社会福祉専門学校非常勤講師など。著書『基礎から学ぶボランティアの理論と実際』(共著・中央法規出版)他。

土井 圭子(どい・けいこ)……第2、3章
 大阪外国語大学卒業、関西外国語大学大学院修了。大学院在学中に北河内ボランティアセンターでボランティア活動を始め、同センター常任委員を経て事務局職員。関西外国語大学非常勤講師。

竹村 安子(たけむら・やすこ)……第3、4章
 大谷大学卒業後、大阪市社会福祉協議会で大阪市ボランティアセンター事業推進、区ボランティアビューロー・小地域ボランティア活動育成支援等に携わる。現在、同協議会主幹、佛教大学非常勤講師、大阪市立大学非常勤講師など。著書『福祉ボランティア』(共著・朱鷺書房)。

早瀬  昇……第1章コラム  大阪ボランティア協会 理事・事務局長

南 多恵子……第3章コラム  大阪ボランティア協会 ボランティアコーディネーター

【解説】
行政やNPO,福祉施設、社会教育施設などが主催するイベントの運営に、市民がボランティアとして生き生きと参加し活躍するにはどうすればいいか? 市民が自分たちの手でイベントを開催する時のポイントは? 市民参加で魅力あるイベントを作るための本、ついに完成!

【はじめに】

 近年、行政や福祉施設、社会教育施設などが主催するイベントをより魅力あるものにしていきたいという目的から、福祉、環境、国際等さまざまな分野で活躍しているボランティアの参加を呼びかけるケースが全国で広がりを見せています。しかしながら、これらのイベントの主催者の中には、ボランティアについて十分に理解することなく、単にマンパワーの確保やコスト削減に役立つのではないかという目的でボランティアを募集するケースも見受けられるといった状況にあります。
 ボランティアがイベントに参加するのは、そのイベントの趣旨に賛同し、自分達がイベントに加わることで社会的貢献に寄与できると判断することによるものです。主催者がこうしたことをふまえずに単なるマンパワーの確保やコスト削減だけを意図するようなことがあれば、ボランティアは意欲をなくし、イベントの運営そのものにも支障をきたすことになります。
 そこで本書では、イベントボランティアを募集する主催者が、ボランティアについての理解を深め、市民参加が促進された魅力あるイベントが開催できるよう、ボランティアへの関わり方について、ツール例も掲載して実践的に解説し、留意点をまとめています  また、市民有志が自分たちの手でイベント開催を実現する動きもあり、こうした動きの一助になるよう、また市民自身でなくても市民参加の可能性があるようなイベントを運営するすべての主催者の参考になるよう、イベント計画の注意点なども解説しました。
 本書が契機となって、さまざまなイベントが地域に開かれた市民参画型のイベントになっていくとともに、市民の手によるさまざまなイベントが、豊かに広がることを願っています。
 最後になりましたが、本書の作成にあたっては、行政職員、福祉施設、NPO、ボランティア等多くの方々にヒアリング調査にご協力いただきました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

二〇〇二年 (平成一四年) 三月
社会福祉法人大阪ボランティア協会
 「市民参加でイベントづくり」編集委員会

【目次】

第1章 イベントにボランティアが関わる意味
   1.なぜボランティアとイベントをつくるのか
   2.ボランティアとは
   3.イベントとボランティアの関係
   コラム:状況から逃げないということ −イベントボランティアの意味

第2章 イベントにおけるボランティア活動の実際
   1.イベントの流れとボランティアの役割‥
   2.企画に関わるボランティア
   3.準備に関わるボランティア
   4.当日運営に関わるボランティア
   5.専門的なボランティア

第3章 ボランティア・マネジメント−主催者は何をするべきか
   1.協働の流れの中でするべきこと
     ボランティア受け入れの検討〜募集〜参加〜活動内容の説明と研修
     〜配置〜事前準備〜直前準備〜当日の対応〜終了後
   2.ボランティアへの支援体制
   3.有給スタッフと無給スタッフの違い
   4.費用負担や物品の提供
   コラム:若者の心をつかめ!一日本最大の野外フェスティバルで活躍する
         “A SEED流”ボランティアコーディネーション

第4章 イベント計画の技術−イベントをつくるボランティアのために・・…
   1.企画からイベント終了まで
      主催組織の決定・結成〜事務局の設置〜内容の企画・準備
      〜直前準備〜イベント当日〜終了後
   2.「財源不足」をどうするか
   3.場面別の注意点

資 料 ツール集

【抄録】

 「ごみゼロナビゲーション」 というユニークな響きに、思わず気持ちがそそられる。実はこれ、ごみの分別やペットボトルのフタをはずす、あるいはその指示・誘導をするなど、ごみのリサイクルをサポートするボランティア活動のことだ。活動内容は地味なのだが、楽しげなネーミングに誘われる。
 年に一度、約二百五十名もの若者たちが、この活動にこぞって参加する機会を、われわれは目にすることができる。野外コンサート「FUJI ROCK FESTIVAL」が行われる新潟県苗場スキー場がその会場。実際には、定員の三倍もの応募がある人気のボランティアプログラムなのだ。 仕掛け人は“A SEED JAPAN”の若者たち。
 このイベントボランティアの主催者は「A SEED JAPAN(以下、ASJ)」という。一九九二年の地球サミットをきっかけにスタートした国際青年NGOで、会員は約七百人。国境を越えた環境問題とその中に含まれる社会的な不公正に注目し、より持続可能で公正な社会を目指すミッションを掲げている。活動領域も幅広く、“森林”“食料と農業”“エネルギー”などのテーマごとにプロジェクトや研究活動を行っている。そもそも野外コンサートでの「ごみゼロナビゲーション」は、ASJの活動の一部でしかないのだが、今やASJの顔ともいえる事業に発展、全国的にも知られるようになる。



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