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「参加の力」が創る共生社会 
―市民の共感・主体性をどう醸成するか―
著者:早瀬昇
発行:ミネルヴァ書房
発行年:2018年

【著者】

早瀬昇(はやせ・のぼる)
 1955年、大阪府生まれ。京都工芸繊維大学・工芸学部電子工学科卒業後、フランス・ベルギーの社会福祉施設で研修を受け、1978年、大阪ボランティア協会に就職。その後、大阪府立大阪社会事業短期大学専攻科終了。現在、大阪ボランティア協会常務理事、日本NPOセンター代表理事、日本ボランティアコーディネーター協会副代表理事、日本ファンドレイジング協会副代表理事、大阪大学人間科学部客員教授、関西大学経済学部客員教授。熱烈な阪神タイガースのファンでもある。


【目次】

序 章 「参加の力」の素晴らしさ
 1 「参加の力」が発揮される多彩な取り組み/2 自治と共生の視点を伴った社会づくりへ

第1章 ボランティアはネコである⁉──共に自主・自律が基本
 1 ボランティアは苦役? いいえ,一種のレジャーです
 2 学生のボランティア活動への関心が相対的に“低い”理由は?
 3 ボランティアの基本は“自主・自律”

第2章 ボランティアは恋愛に似ている⁉──違いは「公共性」の有無のみ
 1 日々の暮らしの隣にある市民活動
 2 「公」と「私」の違いから読み解く民間公益活動の動機
 3 「ボランティア≒恋愛」論

第3章 「官尊民卑」からの出発──阪神・淡路大震災以前
 1 「公共活動は行政の専管事項」⁉
 2 「公私協同」論の登場と「ボランティア推進政策」

第4章 「無償」の意味と多様な活動
 1 「ボランティアは無償」となった経緯
 2 無償の取り組みの積極的な意味
 3 いわゆる「有償ボランティア」をめぐる議論
 4 NPOと市民活動の関係
 5 「時間預託」「地域通貨」などの取り組み
 6 「営利を目的としない」姿勢の象徴,ボランティアの参画
 7 「交換条件つき報酬」が意欲を下げる!

第5章 「自発性」の持つ力──市民活動は行政を越える
 1 「自発」の取り組みゆえの強み
 2 「市民の参加」ならではの意味
 3 人を取り巻く4つの関係
 4 活動する人自身も元気になる

第6章 「強み」が「弱み」に──自発的社会活動の弱点
 1 「ボランティア拒否宣言」から学ぶこと
 2 独善化とマンネリ化
 3 自発性パラドックス
 4 応援を求める人をどう見るか?

第7章 市民活動のための法人格誕生──特定非営利活動促進法の成立
 1 100年続いた制度が大改革された理由
 2 特定非営利活動促進法の成立

第8章 「参加」は“商品”である──「参加の機会」を提供して「自立」するNPO

 1 参加の受け皿となっているか?
 2 「自立観」を変えよう
 3 「参加」が生み出す7つの変化
 4 財源論から見た共感的支援者の立ち位置

第9章 「参加」が進む組織づくり
 1 「モチベーション3.0」
 2 「やる気」を高める3つのポイント
 3 「自律性」を高めるには──参加型の組織づくり
 4 創造的で懐の深い組織となるために

第10章 寄付税制と公益法人制度改革の変遷──市民活動の制度的位置づけ
 1 認定特定非営利活動法人制度
 2 公益法人制度改革
 3 政治活動に関する規制
 4 NPO法人か一般法人か?

第11章 「協働」の時代──弱みを理解し合い強みを出し合う
 1 連携しないと解決できない課題群
 2 連携にあたっての姿勢
 3 営利セクター(企業)との協働
 4 政府(行政)セクターとの協働
 5 マルチステークホルダー・プロセスとコレクティブ・インパクト
 6 市民がつむぐ自治と共生の社会

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2,200円(税込)

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