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ボランタリズム研究(Vol.2)
【注意】4月中旬ごろに発送いたします。

特集:東日本大震災が市民社会に与えた衝撃 〜市民社会は何を学ぶか〜
編集:大阪ボランティア協会ボランタリズム研究所
B5判 128頁
発行年:2013年
ボランティア・NPO:市民活動の理論と実践の対話をめざした「ボランタリズム研究所」が編集する研究雑誌。

【編集】
大阪ボランティア協会 ボランタリズム研究所
大阪ボランティア協会の調査研究機能を特化させ開設した研究所で、日本の市民活動あるいはボランティア活動を支える原理や理念のさらなる追求と、それらの実践的プログラムの開発など理論的科学的な研究を推進しています。

巻頭言

 ボランタリズム研究所運営及び編集委員長 岡本仁宏

 東日本大震災は、強烈な衝撃を市民社会に与えた。
 第一に、被災地の市民社会が破壊された。かけがえのない人はかけがえのない人の繋がりとともに、失われた。この衝撃こそ核心である。また、市民社会が文化と歴史に支えられている限り、それらが破壊され記憶を消しさられたことも軽視されるべきではない。この衝撃は、問いを越えている。
 第二に、被災地外でも、市民社会は震えた。地面のみが震えたのではない。少なからぬ人々が、不安を打ち消すために誰かれともなく何かに付かれたように語り会ったり、ネット情報をあさったり、人々の反応を確かめ自分の居場所とつながりを再確認しようとした。節電騒ぎによって、不便を被り、生活を見直した。すべて、市民社会の質に影響を与えた。しかし、どう変わったのだろうか。
 第三に、開いた傷口を癒すように被災地・被災者をケアしようとした市民社会は、この活動において多くの衝撃を受けた。
 支援活動で、市民社会の力量が試された。期待されたように機能できたのか。命と心、そしてそれらを育み支える世界が被った損失は巨大かつ深甚であり、「十分」な支援などありえない。常に「もっと」が求められ、必ず「不十分」が語られなければならない。生き残ったものは常に後ろめたく振り返ることを余儀なくされる(Survivor's guilt)。
 しかし、決して全否定ではない。被災者や被害者に対して優位な立場を得るような支援でないかぎり、必ず支援する人々の存在を問い返す営みが行われ、深いところで衝撃を与える。我々の市民社会は、被災者を支援したときどんな姿をしていたのであろうか。
 第四に、今回の災害が天災であるとともに人災 でもあるかぎり、市民社会もこの災害に対する咎(とが) を免れない。官僚や政治家、東電を責めればよいというものではない。市民社会は、人災に対して咎を負うことを悟らされたという点で、強烈な衝撃を受けた。我々は市民社会の責任において、この問いを発しなければならない。
これらの衝撃とそこから来る問いかけに答えようとすることは、市民社会自らの、最近一部ではやり始めている言い方では「再帰的」な、つまり何度も自らを省み自己定義を繰り返しつつ進んでいく、市民社会の自然的で不可欠かつ構造的な営みである。本特集ではその一部しか担えないとはいえ、特に、被災地支援という大義名分を掲げて支援活動を担った中間支援団体所属の研究所としては、「人は自分が他人の邪魔になるはずがないと信じ込んでいる時、えてして他人の邪魔をしているものだ」 というラ・ロシュフーコー(1613 -1680年)の警句を頭に置き、批判的に検証する課題を引き受けたい。
 幸い、多くの論者に寄稿していただけることになった。創刊号に続き、ボランティア団体の「業界誌」を超えることを目標とした。本特集が、この目標が達成できたかについての判定は、もちろん、読者諸賢に負う他はない。


【目次】
巻頭言 東日本大震災が市民社会に与えた衝撃 〜市民社会は何を学ぶか〜
 岡本 仁宏

機_燭できて、何が問題とされて、何ができなかったのか。被災地・者救援活動の現時点での総括

「東日本大震災では、何人がボランティアに行ったのか」という問から
 岡本 仁宏

日本最大級のボランティアプロジェクトとなった「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、どのような支援をどのように実現したのか? 〜構造構成主義を基軸としたボランティアリテラシーの射程
 西條 剛央

東日本大震災における海外からの支援活動 〜先進国への災害支援のあり方に関する予備的考察
 柏木 宏

II 被災地における助け合いのボランタリズムはどう機能したのか
被災地におけるボランタリズムはどう機能したか/しなかったか
 丹波 史紀

福島県における地域住民・協同組合組織による原子力災害への対応
 小山 良太、小松 知未

III ボランティア:コーディネーションは役割を果たせたのか
災害時におけるボランティアコーディネーションの課題 〜東日本大震災におけるボランティアコーディネーション検証のための枠組み〜
 筒井 のり子

実践レポート 学生による被災地ボランティア活動の状況 〜大学、大学ボランティアセンターが担った役割
 芝原 浩美

実践レポート 東日本大震災被災障害者支援活動から見えた教訓と課題
 野際 紗綾子

IV 「フクシマ」を巡る視点

フクシマ原発事故と日本の市民社会
 長谷川 公一

原発災害被災者・被災地支援のボランティア及び市民活動
 鎌田 真理子

V お金の流れ

義援金と活動支援金に関わる課題の整理
 早瀬 昇

市民活動関連文献リスト 単行本、報告書、雑誌特集、論文
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1,944円(本体1,800円、税144円)

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