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市民活動のための自治体入門
著者:松下啓一
発行:社会福祉法人大阪ボランティア協会
発行年:2007年
 「政策提案のコツがわからない」「どうもツボをはずしているようだ」。そんな悩みを持つ市民・NPOに向けて、横浜市役所で26年間、政策づくりを担当した筆者が、自治体の「中身」を噛み砕いて解説。政策提言・予算獲得に良く効くコツとツボを惜しみなく盛り込んだ1冊。

【解説】
 「政策提案のコツがわからない」「どうもツボをはずしているようだ」。そんな悩みを持つ市民・NPOに向けて、横浜市役所で26年間、政策づくりを担当した筆者が、自治体の「中身」を噛み砕いて解説。政策提言・予算獲得に良く効くコツとツボを惜しみなく盛り込んだ1冊。

【はじめに】

 参加・協働の時代になり、市民が政策づくりに参加する機会が増えました。しかし、市民には、お役所のシステムや行動原理が分かりにくいこともあって、せっかくの提案も時期を逸したり、ピントをはずすといったケースも見受けられます。「政策提案のコツが分からない」「どうもツボを外しがち」と感じている市民・NPOも案外多いようです。

 そんな問題意識から、私が所属するひらかたNPOセンターでは、2006年9月に「市民の政策提言によく効くコツ・ツボ」と題するオフサイトセミナーを開きました。このセミナーは、政策現場の第一線の職員の方に来ていただき、立場を離れて、予算と市民委員の両面から、市民が政策提案をするにあたってのポイントをかみ砕いて報告してもらうという試みですが、私も進行役として、コツとツボを分かりやすく解きほぐすお手伝いをしました。

 本書は、このセミナーにおける議論を咀嚼して、さらに私の横浜市役所における政策づくりの経験をミックスして、市民の政策提案や予算獲得のコツとツボをまとめたものです。

 21世紀は協働の時代です。自治体を構成する市民、行政(首長や職員)、議会・議員が、まちをつくるために協働できるかどうかどうかで、私たちのまちが住みよいまちになるか、市民一人ひとりが幸せに暮らせるかどうかが決まります。こうした協働のまちづくりに本書が何がしかの役に立つことができれば、筆者としては何よりの幸せです。

 また本書をつくるにあたっては、大阪国際大学の学生たちにも参加してもらいました。毎週1回研究室に集まりお茶を飲みながら、市民が分からないことは何なのか、知りたいことは何なのかを市民の目線でピックアップするとともに、第1章の一部とトピックについては、たたき台も書いてもらいました。

 横浜市職員から大学教員になるにあたって決めた憲章のひとつが、「学生に大学時代の思い出をつくる」ですが、本書の執筆に係わったことで、学生諸君に大学時代の思い出をつくることができたとすれば私としてはうれしい限りです。

 本書は、大阪ボランティア協会から出版することにしましたが、これも私にとってはうれしいできごとです。これまでNPOをテーマに本や論文をたくさん書いてきましたが、今回ようやく仲間に入れてもらったような感じがするからです。とりわけ出版に至るまで、お手数をおかけした飯田真友美さん、大谷隆さんには感謝申し上げる次第です。
 

【著者】

松下啓一(まつした・けいいち)
 横浜市役所で26年間政策づくりを担当。現在は大阪国際大学法政経学部法政経学科教授。研究分野は現代地方自治(自治体公共政策 NPO・協働 政策法務)。政策現場の視点から、社会が変革し、人が実際に幸せになる政策論を標榜・提案している。自治体学会会員、日本NPO学会会員、関東学院大学非常勤講師。

(主な著書)
『自治体NPO政策−協働と支援の基本ルールNPO条例の提案』(ぎょうせい、1998)
『インターネットで政策づくり』(学芸出版社、2000)
『自治体政策づくりの道具箱』(学陽書房、2002)
『新しい公共と自治体−自治体はなぜNPOとパートナーシップを組まなければいけないのか』(信山社、2002)
『協働社会をつくる条例−自治基本条例、市民参加条例、市民協働支援条例の考え方』(ぎょうせい、2004)
『政策法務のレッスン』(イマジン出版、2005)
『新しい公共を拓くパーセント条例』(慈学社、2006)

【目次】

第1章 地方自治の基本から
1.地方自治とは何か
(1)地方自治はどんなイメージ
(2)地方自治と地方自治体
 (トピック)自主財源の豊富な自治体 佐賀県玄海町
 (トピック) 長寿のまち 沖縄県豊見城市
(3)地方自治の担い手
2.役所とは何か
(1)役所のいろいろ
 (トピック)日本一小さな村 青ヶ島村
(2)市役所の仕事
 (トピック)ラスパイレス指数が最も低い町 島根県海士町
(3)市町村長の位置と権限
(4)行政委員会の意義と役割
(5)職員をとりまく状況

第2章 だれが政策をつくるのか
1.ステークホルダー(政策関係者)の行動原理
(1)首長−任期制と人気性
(2)議会−政策よりも御用聞き?
(3)職員−政策の実際の担い手
(4)市民−先見性に期待
2.政策づくりを規定するもの
(1)住民ニーズ
(2)法律・条例
(3)計画・予算
(4)暗黙の組織ルール

第3章 政策づくりのコツとツボ
1.政策をつくるとは
(1)政策とは何か
(2)政策をつくるとは
2.市民・NPOにとっての政策づくり
(1)市民・NPOにとっての政策づくりとは
(2)市民・NPOにとっての難しさ
3.政策づくり−10のノウハウ
(1)政策事実を積み上げる
(2)情報をうまく活用する
(3)信頼関係をつくる
(4)優先度を知ろう
(5)タイミングをとらえる
(6)力学を押える
(7)市民の強みを活かす
(8)都市間競争を使う
(9)大学との連携
(10)妥協ができるか
 (トピック)住みよさナンバー1のまち 栗東市

第4章 予算獲得のコツとツボ
1.今日の財政事情
2.予算のルールと種類
(1)予算の原則
(2)予算の分類
 (トピック)財政破綻の町 夕張市
3.予算獲得のコツとツボ
(1)予算編成の仕組みを知ろう
(2)一括査定方式の勘どころ
 (トピック)財政課職員の心構え
(3)枠予算方式の勘どころ
(4)予算獲得のコツとツボ
4.新たな提案−予算への市民参加
(1)予算編成過程の公開と参加
(2)地域内分権による予算配布
(3)さまざまな1%制度



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